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【諏訪神社】イルカに乗った少年は見れないです

基本情報

神社名 : 諏訪神社
住所  : 青森県青森市栄町1丁目4-26
御朱印 : あり
創立年 : 寛弘年中(1004~1012)
勧請者 : 左近衛中将藤原寛方
その他 : 津軽神楽→昭和31年に県の無形文化財登録・昭和51年に国の無形文化財登録

御由緒・歴史

元々は浪打に鎮座されたことに始まる。
寛永8年(1631)に青森開港に、際し藩命を受けた開港奉行森山彌七郎が、開港の守護神として堤川中洲に遷座。
津軽歴代藩主・民衆からの崇敬篤い。元禄年中までは青森五社の筆頭として崇められた。
明治5年3月の広範囲の大火により社殿・境内・各種名樹が一瞬で焼失。
その後は現在の栄町に仮の拝殿を建てて遷座。
明治40年に本殿を再建。
大正0年には豪壮な拝殿を再建。
明治6年に村社に列せられる。
明治44年に神饌幣帛料供進社に指定。
昭和41年に郷社に列せられる。
その後青森空襲による戦火で焼失。
昭和24年に合浦公園にあった招魂堂の払い下げを受け、拝殿を復興。
昭和47年12月に本殿を造営。
昭和52年10月に参集殿を新築落成。
平成16年に御鎮座一千年を迎えた。
7月に脇殿を造営。9月に幣殿を増築。

御祭神

主神  : 武御名方神
配祀  : 猿田彦神

例祭日 : 7月27日

御神徳

武御名方神
国土安泰、農工商漁業繁栄、船舶・交通の安全、医薬、開運の守護神
・ 水のこと一切をつかさどる神。
・ 武勇・知略に優れている。
・ 日本第一の軍神。
・ 武田信玄をはじめとした武将からの崇敬が篤い。
・ 近年は一般庶民からの信仰も篤い。
・ 龍神信仰とも共通している。

海豚の諏訪詣伝説

古来から諏訪神社の祭日には、海豚が群れを成して堤川を登り参詣するという伝説がある。
『津軽俗説選』と言う文書にも記されている。

境内・周囲の様子

【鳥居】
笠木 : あり。反り増しあり。
島木 : あり。反り増しあり
木鼻 : あり。
額束 : あり。金箔押し。
柱  : 下に藁座有り
特徴から明神系鳥居か。
調べると全国的に最も多いとのこと。
鳥居の柱の注意書きのイルカの名前は『諏訪乃いるか丸』。
語尾は『キュ』。

【手水舎】
・ イルカ。
・ 波にのっている造形。
イルカの意味は?
・ 愛と平和の象徴。
・ 海の守り神。
日本全国にイルカが関係する神社はあるとのこと。
今も昔もイルカは人里に来ていたのか。何を参拝していたのだろうか?

【狛犬】
・ 立派な角あり。狛犬。
・ 唖形はかっこいいが、吽形は大笑いしているように見えてしまう。
・ 角がある狛犬の多くは、どっしりと構えているという。
狛犬は邪気を祓い神社を守護する役割を持つ。
そのどっしりとした造形は神社を護る存在にふさわしい。

【拝殿】
・ 拝殿建物の手前には雪国特有の二重玄関かな?
・ 雪が降っている際には、風と雪から守ってくれる。
・ 冬場以外はしっかりと拝殿を拝める。
・ 拝殿はシンプルな造り。
・ 彫刻などは見られず。

御朱印について

御朱印有り。
2023年1月参拝時に「現在はやっておりません」とのこと。

感想・まとめ

市街地の大通りの近くだが、少し脇道に入った場所にある。車の音も気にならない。
目の前を堤川が通っている。此処を通ってイルカが参拝していたのか、とかつての光景に思いを馳せることができるだろう。

境内には拝殿・本殿・社務所・摂社・燈籠・鳥居・手水舎・狛犬・参集殿とあるが、ごちゃごちゃした感じはない。だからと言って広いわけでもない。駐車場は完備している。
冬場とそれ以外で拝殿の様子が違う光景は一度見ても面白い。冬場は寒いが…。

神社のお隣には青森寺があるが、『諏訪神社はお隣です』と言う注意書きがある。青森寺を参詣時に、駐車場に車が入るが神社ではないと分かると直ぐに出て行っていた。
青森寺の住職さんも話されていたが、声がけなどもなく止める車が多いとのこと。
参拝時には注意が必要だろう。

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