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芦野公園・招魂堂/太宰治も遊んだ公園

丁度桜が満開の時期に休みが!今年は出店も出るとか!太宰治も遊んだであろう芦野公園へ。対岸には『賽の河原地蔵堂』がある。時間が合えば桜小道を走る汽車も見れるかも?

基本情報

神社名  : 招魂堂
読み方  : しょうこんどう
住所   : 〒037-0202 青森県五所川原市金木町芦野84−170

御朱印  : なし
建立年  : 昭和15年10月31日
創立者  : 金木町招魂堂建立委員会
その他  : 芦野公園内にある

歴史

昭和14年10月31日に、日華事変に出征した金木町出身の軍陣14名が戦死した。帰還された軍人たちは、再度応召の場合、再び郷土の土を踏むことは無いだろう。招魂堂建立は無き戦友の冥福を祈るためではあるが、自分らもやがては無言の凱旋をするかもしれない。それで招魂堂を建立する議を起こした。
当時の町長・高橋良三郎氏、金木町在郷軍人会長・泉谷蔵次郎氏、津島文治氏などに働きかけ賛同を得る。
予算の捻出は帰還軍人や町民全世帯から浄財をもって充て今日に至っている。
『太平洋戦争の戦没者数251柱が眠っている金木町の慰霊碑と招魂堂を永久に存続、保持し戦争の歴史的教訓を次世代に正しく伝え英霊の御心と平和の尊さを語り継がれていくことを心より祈願いたします。』

芦野公園

・ 青森県内でも有名な桜の名所の一つ
・ 『日本のさくら名所100選』の一つ
・ 公園内には太宰治の銅像と歌碑がある
・ また【津軽三味線発祥の地】でもある
・ 対岸側には【賽の河原地蔵堂】が鎮座されている

・ 公園内には動物園もある。小さいけどね
・ 桜も有名だが、黒松もあり、椿も綺麗に咲いている
・ 太宰治が少年のころに遊んだ場所と知られる
・ 広さは東京ドーム約17個分
・ 公園の大半を芦野湖が占める
・ 桜の木の数は約1500本ほど

芦野公園駅

・ 津軽鉄道芦野公園駅は、全国的にも珍しい『県立自然公園内に存在する駅』である
・ イベント以外は基本的に無人
・ 駅スタンプ有り
・ 駅スタンプ以外にも、桜の名所スタンプなるものが存在する
・ 踏切もあり線路もある
・ 上は桜の花、下には水仙が咲いている。春の花を楽しむことができる
・ 春は桜が舞い散る中を、夏は新緑、秋には紅葉、冬は銀世界。それぞれの季節に即した、風景を楽しむことができる
・ 偉そうに書いているが、ワイが訪問したのは春と夏。しかも電車が走っていない時間帯

招魂堂周りの様子

【招魂堂】
階層   : 平屋
材質   : 木造
建築様式 : 入母屋造
屋根の特徴: 平入
屋根の材質: 鉄板葺
・ 満開の桜の下に鎮座されている
・ 参道は整備されている
・ 建物の上には桜は咲いておらず、空が開けている
・ まるで先人たちもここから花見をしているようにも見える建ち方
・ 遠目から「神社っぽい建物があるなぁ」→「神社やん!」という流れからの参拝
・ 長いこと参拝していたがあまり人は来なかった
・ 芦野公園内の桜を静かに見るならば、御堂の周囲がお勧めかもしれない

【手水舎】
・ 四脚の建物
・ 神明造に似た屋根をしている
・ 千木だけでなく、鰹木もある
・ 屋根は鉄板
・ 鉄の深緑と桜の鮮やかな桃色がマッチしている
・ 石の槽の中には水は入っていなかった

【石碑】
・ 『忠魂碑』と『征清烈死碑』の二つ
・ 忠魂碑は【明治三十七八年戦役】と刻まれている
・ 『明治三十七鉢年戦役』とは、所謂【日露戦争】の異称
・ 『征清烈死碑』は、【日清戦争で亡くなった方々を祀る』石碑
・ 英霊を祀る石碑
・ 桜の木の下の石碑は、日本人として何か感じるものがある

【駅舎・線路】
・ レトロ調の旧駅舎
・ 桜のトンネルをくぐってここに列車が入ってくる。時間が合わずに、今回は線路のみ…
・ 駅自体は基本的に無人だが、イベントの時などは人がいる模様
・ 駅舎は昔からある田舎の駅舎(写真無いのはご勘弁を…)

【赤い屋根の喫茶店『駅舎』】
・ 名前の通りに赤い屋根
・ 本来は『梃荷物取扱所・手荷物一時預所』
・ そこを改築して喫茶店に。内部はレトロ調(他のお客さんが居て撮れなかったけど…)
・ 切符を買うことができ、駅スタンプもこちらでいただける
・ メニューは時刻表に書かれている。テーブルやいすも当時使用されていたものが利用されている
・ 林檎が有名な県だけに、アップルパイは美味しい
・ 建物は平成26年に有形文化財に指定されている

駅スタンプ

・ 芦野公園駅のスタンプ
・ 駅自体はイベント以外は基本的に無人
・ スタンプは隣の喫茶店でいただける
・ 無料

まとめ・感想

青森に住んでいながら桜の時期の芦野公園には足を運んだことが無かった。休みと桜の時期が重なったこともあり芦野公園へ。
弘前城とはまた違った落ち着いた感じの桜を感じることができた。向こうは『圧倒』だが、こっちは『安心』といったゆっくりした時間を楽しめた。桜との距離が近いのも、そういった雰囲気があったのかな?

十和田市の官庁街の桜とも違う…何と言うか地元の桜という雰囲気だった。桜の花が顔の近くや手元まで伸びて、身近に触れることができるのも後押ししたのか?
桜のトンネルを走る汽車を視たかったが、時間的なこともあり断念。観光客も多かったので、人がごった返すこともあり、線路だけというのも良いのかもしれない。いつかは見に行きたい。

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