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寒かったけど、雪の中を泳ぐ鯉見れたから

基本情報

神社名 : 浪岡八幡宮
住所  : 青森県青森市浪岡大字浪岡林本121−2
御朱印 : あり
創建年 : 桓武天皇延暦年間
創建者 : 坂上田村麻呂
創建理由: 坂上田村麻呂が国家鎮護のため
その他 : 津軽大北斗七星

御由緒・歴史

蝦夷討伐時に進軍した際に、思いもよらず苦戦した。
戦勝祈願と国家安寧のために宇佐八幡宮の神霊を当地に勧請し【行岳蒐狭大神宮】と称したのが始まり。
貞観7年(865)に修築が行われ、室町時代に入ると浪岡城の城主である北畠氏から信仰されるようになった。
北畠氏は南北朝時代に南朝方に与し、浪岡城を築くと京都の街並みを模した。城の周囲に祇園神社(北中野広峰神社)・浪岡八幡宮・加茂神社・春日神社を城下に配するようになる。
浪岡城は七代目当主の北畠具永が大きく拡張したとされている。
理由は広峰神社・加茂神社の両社も社殿が造営されている由緒が伝えられている。そのため浪岡八幡宮も何かしらの庇護を受けていた可能性がある。
浪岡八幡宮は北畠氏の崇敬と庇護されていた。
祭祀は主席家老の赤松隼人が司った。
天正6年(1578)に大浦為信(後の津軽為信)の侵攻により浪岡城は落城。浪岡八幡宮もその兵火と庇護者の没落により衰退していく。
その後は津軽氏が再興し、江戸時代に入ると弘前藩の藩主・津軽家が祈願所として庇護した。
津軽三八幡宮の一つとして崇敬された。
浪岡城は弘前城から北方にあたるため、『四神相応の玄武』に相応するという。
慶長19年(1614)に二代目藩主津軽信牧が社殿を再建。
寛永15年(1638)に三代目藩主津軽信義が社殿を再度再建。
それ以降も改修していく。
明治時代初頭の神仏分離令により仏式が配されると郷社に。
昭和13年(1938)には県社に昇格。

津軽三八幡宮とは?

・ 弘前八幡宮(弘前市)
・ 白八幡神宮(鰺ヶ沢町)
・ 浪岡八幡宮(青森市)

御祭神

譽田別尊(応神天皇)

御神徳

出世開運・交通安全・学業教育・家内安全・災厄削除など

境内の様子

【鳥居】
神社入り口(石製)
笠木  : 反り増しあり
島木  : あり・反り増しあり
木鼻  : あり
額束  : あり
その他 : 全国でも良く見られる形状
・ 明神系鳥居
・ 最もポピュラーな鳥居の形状

社殿前の鳥居(木製)
笠木  : 水平
島木  : なし
木鼻  : あり
額束  : なし
・ 笠木に反り増しがなく、島木が無いシンプルなモノ
・ 神明系鳥居
・ 鹿島鳥居と思われる

【狛犬】
神社入り口
・ 真正面を見ている珍しい狛犬
・ 入って左側の足元には毬
・ 右側には子供の狛犬
・ 胴には鈴がついている
・ 手足はどっしりとした力強い造り
・ 冬場に訪れると雪にまみれているが、たたずまいはどっしりしている
・ 髪や髯などの見た目から『犬』と言うよりも『獅子』のような見た目

社殿前・摂社前の狛犬
・ 動きのある造形。躍動感
・ お尻を上に突き出している
・ 黒石神社にも似ている狛犬が居る
・ 出雲方の様にお尻を突き上げているが、尾を逆立てていないから出雲方ではない
・ 尾はやや流れながらも丸まっている

【神橋】
・ 池があり、そのそばには橋がある
・ 池も俗世と神域を分け隔てる役割があるとのこと
・ 寒い中お疲れ様です
【鯉】
・ 神社に鯉がいるのは理由があるとのこと
・ 登竜門の語源
・ 立身出世の瑞祥魚
・ 出世魚
・ 神様の使い

【拝殿】
・ 木鼻は獅子
・ 蟇股には龍神様
獅子
・ 悪を食べる百獣の王
・ 魔除け、厄除け、商売繁盛
龍神
・ 水を司る聖獣
・ 開運、雨乞い、五穀豊穣

【その他の施設】
・ 摂社たち
・ 土俵…泣き相撲があると聞く
・ 流石は豪雪地帯。参拝時に神主さんが除雪されていた

御朱印について

あり。
社殿の隣に社務所有り。

まとめ・感想

夏場と冬場に参拝しているが、冬場は別世界。
夏場は「境内広くて静かでのんびりできるところだなぁ」という印象。冬場は「同じ場所?なんだか寂しい感じがする」と言う雰囲気がある。
道中も道幅が狭くなっている箇所もあるので、運転には気をつけよう。

八幡宮の近くには『中世の館』という場所があり、そこで浪岡城の御城印がいただける。最初はそれを目的で訪れたが、どうやら北畠氏に関係のある神社が近くにある、それならそこにも行こう、と言う理由で参拝。

感想は変わったタイプの狛犬が居たり、境内にの池には鯉が居た。神門はないが、神域に足を踏み入れる境目となっているのだろう。
また鯉は龍になるともいう縁起が良い生き物。何かしら御利益があるのだろう。何でも良いからあやかりたい。運が良かったのだろう、雪が降る中でも見れたのだから。

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