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【金峰神社】狛犬…存在感ありすぎ

基本情報

神社名  : 新城金峰神社
読み方  : しんじょうかねみねじんじゃ
住所   : 青森県青森市新城山田401
御朱印  : あり
建立年  : 文治年中(1185~1189)
創立者  : 新城源治郎館主
その他  : 神主さん御宅には沢山の魚拓が飾られている

歴史

新城城跡の中腹に鎮座。
旧社名を蔵王宮と言う。この蔵王宮は蔵王権現の末寺で山岳仏教が盛んな時代に、蔵王信仰を広め衆生を掬い導くために、源治郎が祀ったものとされている。
新城城が慶長年中(1596年~1611年)に落城。
その際に村民の願いにより、神主・有馬伊与太夫が新城村の氏神として奉遷する。
明治の時代に入ると村社・金峰神社となる。

御祭神

・ 廣国押武金日命
・ 倉稲魂命

廣国押武金日命とは?

・ ヒロクニオシタケカナヒコノミコト
・ 第27代・安閑天皇のこと。
・ 『古事記』 →広国押建金日命
・ 『日本書紀』→広国押武金日天皇
・ 神仏習合の教説では【蔵王権現】と同一視。
・ 明治時代の神仏分離以降は、蔵王権現を祭神としていた神社が、安閑天皇を祭神とし直したところ  が多い

倉稲魂命とは?

・ ウカノミタマノカミ
・ 宇迦之御魂神
・ 農耕の神
・ 商工業の神
・ 商売繁盛の神

御神徳

【廣国押武金日命】
災厄祓い、怨敵退散、諸願成就、家内安全

【倉稲魂命】
商売繁盛、五穀豊穣

祭礼日

2月19日  : 祈年祭
4月19日  : 例祭
11月23日  : 新嘗祭

1日・8日・19日は月次祭

境内の様子

【一の鳥居】
笠木  : 反り増しあり
島木  : あり、反り増しあり
木鼻  : あり
楔   : あり
額束  : あり
その他 : 柱の前後に柱がついている
・ 石造り
・ 明神系からの発展形の鳥居
・ 両部鳥居

【二の鳥居・三の鳥居】
笠木  : 水平
島木  : なし
木鼻  : あり
楔   : あり
額束  : あり
その他 : 笠木の断面が斜め
・ 二の鳥居・三の鳥居共に木製
・ 特徴から神明系鳥居の宗忠鳥居
・ 鳥居の中でもシンプルな造りの鳥居

【狛犬】
髪・眉 : 前髪はほとんどない、眉はげじげじ
目・瞳 : 丸くて大きい、しっかりと瞳が描かれている
鼻   : 大きな獅子鼻
口・唇 : 唇はわかりやすく縁取りし、口腔内もわかる
歯   : 牙二本、人間のような四角い歯と歯並び
髯   : 前髪同様に顎髭はない、頬に渦状の巻き毛
尾   : 立ち尾で上にピンと立っている
手足  : 丸みを帯びている。
・ 目力の強い狛犬
・ 犬にしては鳩胸で強い感じ
・ 立ち尾のデザインは江戸時代に誕生したとのこと
・ 見た感じ仁王様に見えてくる不思議

【拝殿】
・ 境内の割にこじんまりとしている
・ 造りはシンプル
・ 木鼻は獅子
・ 蟇股は龍神
・ 拝殿内には『撫で牛』が居られる
・ 御利益は商売繁盛・健康運・交通安全・金運・子宝など
・ 陸軍空軍大佐・佐藤一郎氏より奉納されたプロペラ

【石碑】
・ 猿田彦大神・月夜見命
・ 猿田彦大神は『みちひらきの大神』と言われる。道を拓く、と言うことから、学業・仕事をいい方向へと導く
・ 月夜見命は『伊邪那岐の右目から生まれた』と言う伝承から、眼病平癒の御利益がある

【摂社・末社】
・ 山の神様
・ 石神様
・ 龍神様
・ 八雲神社
・ 稲荷様
・ 勉学様

御朱印について

あり。
初穂料は300円。
境内の隣に神主さんの御宅がある。
玄関には神主さんが釣ったという魚の魚拓が飾られている。
字体は力強い。小さい狛犬もグッド。

まとめ・感想

住宅街に急に眼に入ってくる神社。石造りの鳥居だが、ひび割れはなく、汚れなども見えない。
小さいながらもその歴史は古く、平安時代近くにまで遡ることができる。
丁度紅葉の葉が散り際に参拝したが、鳥居から社殿前までの参道は葉っぱでおおわれていたが、拝殿前の参道は歯が少なかった。
鳥居をくぐるまでは風が強かったが、参拝中は風が吹いているが「寒い!」とまではいかない、ちょうど良い陽気と風で気持ちが良かった。
境内参拝中誰も居なかったが、木にマスクと帽子って…。注連縄がちょうどよい高さで思わず挨拶してしまった。
よく狛犬や稲荷様にマスクをつけるところは多いが、木に付けているのは初めてだった。
神社近くのラーメン店がある。ちょうど寒い時期だった。
参拝して心が温かくなり、ラーメンで体も暖かくなった。良い参拝だった。

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