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蕪島神社/空から『運』が降ってくる?

昔の記憶だが、まだ火事になる前の社殿の時に参拝したことがある。ウミネコの糞にあたると運が良い、と言われ繁殖時期に行ったことがある。あまりの量に帰宅したことがある。ウミネコの数も凄いが、参道が白く染まっているのが何とも…。

基本情報

神社名  : 蕪島神社
読み方  : かぶしまじんじゃ
住所   : 青森県八戸市鮫町鮫56−2

御朱印  : あり
建立年  : 永仁4年(1269)
創立者  : 犬房丸
その他  : 境内に七福神の石像有り

歴史

一つの説として、始まりは鎌倉幕府御家人である工藤祐経の子供である犬房丸がこの地に流されたことから。
犬房丸の故郷である江ノ島に似ていたところから、蕪島の頂上に【厳島神社】を勧進したことから始まるとされている。
もう一つの説は、永仁4年(1269)に海中から弁財天を模した神鏡が出現したことから。神意として【蕪島大明神本地辨財天】として祀ったことが始まりとのこと。
宝永3年に八戸藩3代目藩主・南部通信が社殿を改築。
男子誕生の子宝祈願を行い、見事に成就。
これ以降は歴代藩主より崇敬庇護され、南部家の向鶴が社紋とされるようになる。
【蕪島神社】という名称に変更になったのは、平成3年(1991)より。それ以前は【厳島神社】だった。

蕪島の歴史

蕪島には神の遣いとされる【ウミネコ】の繁殖地。
ウミネコは魚の居場所を知らせるため、漁民からは信仰の対象になっている。
そこから神聖視され『神島』・『神場島』が訛って【蕪島】と呼ばれるようになったといわれている。
永仁4年(1269)に犬房丸(幕府御家人・工藤祐経の子供)がこの地に流される。此処が故郷の江ノ島に似ていたことから【厳島神社(弁財天)】を蕪島の頂上に勧進。
宝永3年(1796)に八戸藩3代目藩主・南部通信が男子誕生の子宝祈願を行ったと伝えられる。
元々は単独島だったが。
例祭や参拝時には渡し舟を使っていたが、昭和に入り整備が進み、昭和17年(1942)に旧海軍により埋め立て工事が行われ、現在の形になる。

ウミネコの繁殖地

・ ウミネコの繁殖地は日本全国で10か所存在する
・ 蕪島以外の繁殖地は離島・断崖絶壁・人里から離れている
・ 蕪島は市街地の近くにある
・ ウミネコと住民たちの共生ができている
・ ウミネコが神格化されてきたのは、こういった環境によるものだろうか?
・ 大正11年(1922)に国指定天然記念物に指定されている

御祭日

蕪島まつり : 4月第3日曜日

御祭神

【宗像三女神】
・ 多紀理毘売命
・ 市寸嶋比売命
・ 多岐都比売命

御神徳

【多紀理毘売命】
・ タギツヒメ
・ 霧の女性・海霧の女性と称される
・ 別名・奥津島比売命。『奥の島の女性』というように、沖ノ島にある沖津宮に祀られる
・ 嫉妬深い神
・ 水の女神。航海安全・海上守護の御利益がある
・ 財宝の神でもあり、金運の御利益もある

【市寸嶋比売命】
・ イチキシマヒメ
・ 別称・弁財天
・ 絶世の美女
・ 商売繁盛、芸能、金運、勝負、豊漁、交通安全、五穀豊穣の神徳持ち
・ 海の神

【多岐都比売命】
・ タギツヒメ
・ 【タギツ】には、水が勢いよく逆巻き流れる意味がある
・ 玄界灘の波浪を表現した神
・ 御神体の依り代は【紫玉】と有職故実に記述されている
・ 航海安全・守護の御利益がある

境内の様子

【鳥居・弁財天様前】
笠木  : 水平
島木  : なし
木鼻  : あり
楔   : あり
額束  : あり
その他 : 下の貫の方が短い
・ 特徴から神明系鳥居の【忠長鳥居】
・ 小さいながらもしっかりとした鳥居
・ 注連縄もついている

【弁財天様・カエル】
・ 無事カエル
・ 道案内の神の遣い
・ 田植えの時期になると水田に集まり鳴くことから、古代日本人は【農耕神の遣い】と言いように
・ 猿田彦大神の遣いとも言われる。道案内の神が転じて、交通安全の御利益がある
・ 因みに水田にいる案山子も【田の神】と言われる
・ 市寸嶋比売命は弁天様の別名で、交通安全の神でもある

【蕪島神社社殿下の鳥居】
笠木  : 反り増しあり
島木  : あり・反り増しあり
木鼻  : あり
楔   : あり
額束  : あり
・ 明神系鳥居の【明神鳥居】
・ 額束が煌びやかで豪華
・ 全国的によく見られるポピュラーな鳥居
・ 鳥居近くに東日本大震災の時の津波浸水啓示がある
・ 鳥居の一部分も水没したとのこと。その痕跡が鳥居にも見られる

【社殿前の鳥居】
・ 階段下の鳥居と同じく明神鳥居
・ 昔からある鳥居

【参道・階段】
・ 下の鳥居からの階段の途中には色々な碑文がある
・ 東日本大震災時に八戸も被災したことがわかる記録
・ 【八戸小唄】の石碑
・ 八戸小唄は良い歌だと思う
・ 火時以降は階段の整備も進んだとのこと
・ 時期になるとこの階段もウミネコの糞で染まる
・ 途中にウミネコの石像がある

【階段前の狛犬】
髪・眉 : 前髪カールしており、眉は見えず
口・歯 : 唇と舌がある。牙の他に、四角い普通の歯も見える
髯   : 立派なあごひげがあり、カールしている
耳   : 伏せてはおらず、柴犬のように立っている
目・鼻 : 楕円形の目で瞳もある。鼻は立派な獅子鼻
毛・尾 : 炎のような荒々しい毛並み。立ち尾
手足  : がっしりとした手足。爪も立派
姿勢  : 参拝者を見守るような背筋を伸ばしたお座り
・ 吽形型の足元には子供の狛犬。唖形型の下には毬
・ 耳が立っている形は珍しい
・ 犬というよりも獅子という表現がぴったりな風貌

【社殿前の狛犬】
髪・眉 : 前髪カールで眉は見えず
口・歯 : 唇はあるが、下は確認できず。牙と四角い歯が見える。
髯   : 顎髭がある
耳   : 斜め下に垂れるような伏せ耳
目・鼻 : 真ん丸まなこ。小さいながらも獅子鼻
毛・尾 : 張り付くような毛並み。立ち尾
手足  : がっしりとした手足だが、短足な見た目
姿勢  : 行儀の良いお座り
・ 火事で焼失前からある狛犬
・ 下の狛犬とは違いかわいらしい見た目

【手水舎】
・ 立派な八脚の柱がある建造物
・ 此処にもカモメの絵が描かれている
・ 水は出ていない

【社殿】
・ 立派な額に蕪島神社
・ 木鼻には迫力満点の龍と獅子
・ 蟇股には獅子
・ 唐破風屋根の下には鳳凰
・ 至る所に四神関連の彫刻が施されている
・ 入母屋造で浜風に耐えられるように屋根は銅版屋根
・ まだできて年数がたっていないが、歴史を積み重ねると、味のある色合いになるのだろう
・ 昔の拝殿の天井画が失われたのは残念で勿体なかった
・ 新しく煌びやかで立派な彫刻が至る所に施されている
【四神】
・ 青龍・朱雀・白虎・玄武
・ 方位を司る霊獣・守護神
・ 繁栄をもたらす霊獣
・ 方位除け、魔除け、開運

【七福神】
・ 境内の社殿の周りには七福神が居る
・ 6柱までは探せたが、残り1柱を探せなかった
・ 弁財天様は数体存在されている

【摂社・末社】
・ 社殿となりにお稲荷様
・ 摂社・末社の前には小さいながらもお稲荷様が鎮座
・ 稲荷様の隣には親子の招き猫

【波にのるイルカ】
・ 流石は海に近い神社
・ 近くに水族館もあるから、何か縁があるのだろうか?
・ 結構かわいい造形

【その他】
・ 海防艦稲木之碑
・ 稲木の鎮魂の鐘
・ せっかくなので鳴らしてみた
・ ウミネコの『親子愛』を描いたレリーフ
・ 七福の岩

御朱印について

あり

まとめ・感想

数年前の火事により社殿は焼失してしまい、最近までは社殿もない状態だった。蕪島のみの姿は寂しい感じがしていたが、新しい社殿が出来、周りの環境も整備されたことで少しずつ賑わいを取り戻した感じがする。
焼失前の社殿のほうが雰囲気があったが、失われたものを取り戻すことは難しい。新しい社殿がこれから新しい歴史を紡いでいってくれるはず。
そもそも筆者自身が前の社殿のことをうろ覚えなため、現在との比較も何も言えないのが悔しくてたまらない。
というようなことを昔からの親友に離したところ、後日以前の社殿の写真を見せてくれるとのこと。許可をとれたならば、後日現在の社殿との比較ができれば嬉しいことこの上ない。
現在の社殿も至る所の彫刻が素晴らしく、龍神の木鼻は迫力満点。また島の名前を冠した『蕪』の石像が至る所にある。境内には新旧様々な石像が建立されている。それらを探してみるのも楽しいし、何ならちょうどウミネコでにぎわう時期に訪れて、その糞の凄さを肌で感じるのも面白いのではないだろうか?
筆者はウミネコの時期には行きたくない派なため、その時期は避けたいが…。

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