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広船神社・広船観音堂/杉が有名だけど、冬はな~

観音堂に近づくにつれて吹雪く吹雪く…。暖冬・雪が少ないと言っても、流石は青森の冬。降る時は降るなぁ。

基本情報

神社名  : 広船神社
読み方  : ひろふねじんじゃ
霊場名  : 広船観音堂
宗派   : 神道
住所   : 〒036-0131 青森県平川市広船広沢89

御朱印  : あり
御本尊  : 千手観音菩薩
御詠歌  : 世の人を 洩らさで乗する 広船の 誓いは深し 法の山河
建立年  : 大同2年(807)
創立者  : 坂上田村麻呂
その他  : 津軽三十三観音霊場第二十八番札所

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歴史

古来より神仏混合した場所だった。【広船観音堂】【弘船寺】などと呼ばれていた。一時期衰退し荒廃していたが、正長元年(1428)に再興。正長2年(1429)に制作された鰐口や五輪塔が残されている。
境内は中世の城である【広船城】に隣接していたことから、城主と何らかの関係が深かったと考えられる。慶長15年(16190)に、城主の後裔と思われる別浦太郎左衛門信正が社殿を再建している。
寛延年間(1748~1751)に、【津軽三十三観音霊場二十八番札所】に選定され、広く信仰を集めるようになる。
明治初頭に発令された神仏分離令により仏式が廃止。御本尊の千手観音像は村頭の仏壇へと移される。そして社号を【広船神社】へと改称。
廃仏毀釈の機運が鎮まると、千手観音像は再び広船神社の御本殿に安置。昭和15年(1943)に、観音堂を建立すると、千手観音像を観音堂へと移している。

文化財について

【鰐口】
・ 扁平円形に鋳造した仏具の一種
・ 正長2年に制作されたモノ
・ 昭和31年(1956)に青森県宝(工芸品)に指定

【広船獅子踊】
・ 旧8月14日に奉納される踊り
・ 14種の演目
・ 宝暦7年(1757)に、現在の岩手県遠野市から、外川家が広船に移住した際に伝来
・ 現在にも古式を伝える貴重な民俗行事
・ 昭和56年(1981)に、青森県指定無形民俗文化財に指定

【名水】
・ 手水社は【観音清水】とよばれる名水を引き込んだもの
・ 昭和61年(1986)に青森県認定『私たちの名水』に選定

【社宝】
・ 棟札
・ 鰐口
・ 五大力菩薩
・ 薬師如来立像
・ 半鐘
・ 上記の物は平成18年(2006)に、平川市指定文化財に指定

御祭日

・ 7月13日  : 宵宮
・ 7月14日  : 例大祭
・ 11月23日  : 新嘗祭
・ 12月31日  : 除夜祭
・ 1月1日   : 新年祭
・ 旧1月17日 : 春祭

御祭神

・ 須佐之男命
・ 倉稲魂命
・ 龍神
・ 水神
・ 疱瘡神

御祭神の神格と御利益

【須佐之男命】
・ すさのおのみこと
・ 天照大神の弟神
・ 天照・月夜見と合わせて三貴神の一柱
・ 別名として【建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)】がある
・ 『建・速』も勇猛を意味する
・ 『スサ』は荒ぶる・凄まじい
・ 名前の通りに猛々しい神
・ 荒っぽく乱暴な一方で、英雄気質を持つ。人間のように俗っぽい神様。ヘラクレスかな?
・ 姉である天照が『日本で初めてのひきこもり』という称号を持つ(?)ように、須佐之男命も『日本で初めて和歌を詠んだ』という伝説を持つ
・ 父神である伊邪那岐命より海原の統治を任されるも放棄する
・ 放棄理由は母神伊邪那美命が恋しいから
・ 泣き叫び続けると、地上の樹木は枯れ、海をも干上がらせ、悪神をはびこらせ災いを招くほど
・ これに怒った伊邪那岐神より高天原を追放される
・ 高天原を去る前に姉の天照へとあいさつに向かう。これを天照は須佐之男命が攻めてきたと勘違いし、武装して迎える
・ 須佐之男命は身の潔白を証明するために誓約をすることに。その誓約時に十拳剣から【多紀理毘売命、多岐都比売命、市寸島比売命】の宗像三女の女神が生まれた。女神が生まれたことから身の潔白が証明できた
・ 高天原に居着いたは良いが、須佐之男はイタズラ三昧。仕舞いには機屋に皮を剝いだ馬を投げ込み機織り女を殺してしまう
・ これに怒った天照は岩戸に隠れる。これが有名な『天照ひきこもり事件』ではなく、【岩戸隠れ神話】となる
・ 天上から追放され地上に下る際に、空腹に耐えかね穀物神の【大気津比売】に食べ物を乞う
・ 大気津比売は自分自身の鼻・口・お尻と様々な素材を取り出し、それを調理して須佐之男に提供するが、「汚いものを食べさせるな!」と怒られ殺されてしまう
・ 大気津比売から様々な穀物類が生まれ、天上より見ていた神産巣日神により、これらの五穀を持たせられ地上へと改めて追放される
・ 天界で大暴れしていた須佐之男だが、地上へと降りると出雲にて八岐大蛇を退治する。そして櫛名田比売を嫁として受け入れ出雲に居を構える
・ 『八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣作る その八重垣を』という歌を詠む。これが日本で最初の和歌とされる
・ 筆者が昔嵌っていたゲームの一つ『東方風神録』のステージ音楽の一つに「櫛名田姫様に叱られる」がある。櫛名田姫は須佐之男命の妻の一柱。こういうことをきっかけに日本の神様や神社に興味を持つのも良いのかも?
《神格》
農業神、防災除疫の神、歌人の神、木の神、根の国神、暴風雨の神
《御利益》
縁結び、学問上達、文学上達、病難除法、水難除法、火難除法、五穀豊穣、厄除け、商売繁昌、病気平癒、林業守護

【倉稲魂命】
・ うかのみたまのみこと
・ 倉稲魂命は『日本書紀』での表記
・ 『古事記』では【宇迦之御魂神】
・ 八百万の神の中で代表的な食物神
・ 【宇迦】は穀物や食物の意味がある
・ 古来より女神として信仰されてきた
・ 稲荷信仰と習合し全国に広がった
・ 稲荷信仰が始まったのは奈良時代から
・ 伏見稲荷大社の社伝に『和銅4年に稲荷山三ヶ峰に稲荷神が鎮座した」と。この場所が現在の伏見稲荷大社がある場所
・ ルーツは豪族である秦氏の氏神。秦氏の勢力拡大と共に、稲荷信仰も拡大していく
・ 稲荷神の眷属とで髪の遣いとして有名な動物は【キツネ】
・ このキツネは「目の見えない白狐」
・ キツネは冬の間は冬眠するが、春になると山から人里へと下りてくる
・ 山の神として古くから信仰され、それが豊穣をもたらす神の遣いとして見られるようになった
《神格》
穀物神、農耕神、百貨店の神、諸産業の神、麻雀の神、タバコ屋の神
《御利益》
金運向上、産業振興、商売繫盛、家内安全、芸能上達、五穀豊穣、諸願成就、交通安全

【龍神・水神】
・ 明確な御祭神の名勝は無し
・ 瀬織津姫(せつおりひめ)?
・ 神道の大祓詞・様々な古書にしるされる女神
・ 罪や穢れを海へと運ぶ
・ 神格に龍神や水神がある
・ 瀬織津姫は水神とされることから、龍神の化身とも言われている
・ 神話には出てこない神様
・ 八戸市にある川口神社に祀られている
《神格》
祓神、水神、龍神、滝神、川の神、治水神
《御利益》
浄化、治水、水難除け、金運向上、子授け・安産、厄除け、文学歌謡、立身出世、交通安全

【疱瘡神】
・ ほうそうがみ・ほうそうしん
・ 別称として『いもがみ』
・ 天然痘を擬神化した悪神
・ 疾病神の一種
・ 天然痘を軽くする・病魔から免れるために祈る
・ 疱瘡は嘗ては最も恐れられた疫病の一つ
・ 各地の神社・辻などに厄神・疱瘡神の小祠が祀られていた
・ 嘗ては疱瘡は通過儀礼の様に、一度なると再びかかるように考えられていた。それらが軽く済むように疱瘡神を丁重に祀り、治りかけたら神を送り出すという風習があった

御本尊について

【千手観音菩薩】
・ せんじゅかんのんんぼさつ
・ 千本の手があるわけではない
・ 青森県が誇る漫画家・武井宏之先生の『仏ゾーン』で筆者は千手観音菩薩のことを知る
・ 千手観音は『42手』になっている。中央に合掌した2手。その他は後方に40手。各手が、仏教における25有世界の生き物を救うとされる。【40×25=1000】という考え方
・ 別名【千手千限自在菩薩(せんじゅせんげんじざいぼさつ)】
・ 千の手と掌の千の目によって悩み苦しむ衆生を見つけて手を差し伸べる広大無限な功徳と慈悲から『大悲観音』とも称される
・ 観音の王を意味する『蓮華王』とも
・ 生きとし生けるものすべてを漏らさずに救う大いなる慈悲を表現する
・ 餓鬼道に迷う人々を救う六観音の一つ
《御利益》
・ 災難除け、延命、病気治癒
・ 特に夫婦円満、恋愛成就に功徳がある
・ 子年の守り本尊
《像容》
十一面四十二臂で表現されることが多い
《真言》
オン・バザラ・タラマ・キリク

祀られている菩薩について

・ 馬頭観世音菩薩
・ ばとうかんぜおんぼさつ
・ 千手観音同様に『仏ゾーン』に出てきましたね
・ 勝負ごとに縁のある仏様
・ 起源は『ヒンドゥー教の最高神であるビシュヌ神がウマの頭に変化して敵を倒した』とされる神話から
・ 他の観音様は女性的な表情が多いが、馬頭観音は憤怒の形相。怒りの激しさによる苦悩や諸悪を粉砕し、馬が草を食べる用に煩悩を食べつくし災難を取り除く
・ 六観音の一つで【畜生道】に迷う人々を救済する
・ 家畜の安全と健康を祈る
・ 旅の道中を守る観音様
・ 馬を供養する仏
・ レース中の事故などで亡くなった馬を供養するために、競馬場の近くにも祀られる
《御利益》
無病息災、動物愛護、厄除け、旅行安全
《像容》
・ 忿怒系
・ 頭上に馬の頭を冠の様に乗せている
・ 衆生の煩悩を食い尽くすことを表現
・ 3面・4面の顔に2本の腕・8本の腕など様々
・ 手には剣や斧、棒を持って煩悩を打ち砕こうとする姿が多い
《真言》
オン・アミリトドバン・ウン・パッタ・ソワカ

境内の様子

【入口の鳥居】
笠木  : 反り増しあり
島木  : あり・反り増しあり
木鼻  : あり
楔   : あり
額束  : あり
その他 : 柱の前後に稚児柱あり
・ 毎度おなじみの明神系鳥居の発展形の一つ【両部鳥居】
・ 両部鳥居は神仏習合の名残とも
・ 一部色剥げがあるが、朱色で朽ちている箇所は見られず

【二の鳥居】
笠木  : 反り増しあり
島木  : あり・反り増しあり
木鼻  : あり
楔   : あり
額束  : あり
その他 : 柱の上部に台輪が付いている
・ 朱色か否か
・ 石造でもなく金属っぽい感じ
・ 錆び錆びも良い味を出している
・ 明神系鳥居の発展形の一つ【台輪鳥居】
・ 朱色ではないと他の台輪鳥居とは雰囲気が違う

【参道】
・ うっすらと雪が…
・ 一の鳥居から二の鳥居まで一本道。緩やかな坂道だが、砂利や土ではないため歩きやすい
・ 両側に燈籠がある。祭りのときとかは綺麗なのだろうか?
・ 二の鳥居の向こう側の参道も綺麗に整備されている
・ 社殿は階段の上にあるが、手すりもあり上りやすい
・ 階段はそれほど急なモノではない

【手水舎】
・ 水が出る箇所は龍神様
・ 味のある見た目
・ 苔が雰囲気を出している
・ あふれ出る水
・ 建物は簡素な造り
・ 脚は二本。雪害に耐えられるのか心配になるレベル

【梵鐘】
・ 嘉永2年(1849)に鋳造
・ 藩政時代の在銘。当町唯一のものとのこと
・ 広船外川家六代・小石エ門庸祥が観音堂別当に寄進したもの
・ 込められた願いは、「村中の永遠の繁栄と平和」
・ 遠目から見ると分からない建物
・ 近づくと立派な梵鐘

【石碑】
・ 境内には様々な石碑があった
・ 県重宝に指定されている鰐口の記念碑もあった
・ 【農魂】と刻まれた石碑
・ 身ながら『草魂』が出てきたが…筆者は横浜ファン
・ 無形文化財指定記念碑。獅子一吼滅邪鳥かな?獅子踊りの一つ
・ 観音堂へ続く鳥居の前には『千手観音菩薩』の文字が刻まれた石碑。鳥居は石造の台輪鳥居
・ 囲われた崩れた石燈籠の隣には【日露戦後記念碑】
・ 『陸軍大将従二位勲一等功三級子爵児玉源太郎』かな?
・ 児玉源太郎というと日露戦争の陸軍参謀で、第四代目台湾総督の人かぁ

【摂社・末社】
・ 観音堂・神社がある境内の隣に龍神社がある
・ 社殿の前は池の様な水辺になっている
・ 坂に沿って小さな社殿が並ぶ
・ 龍神社の前には小さいながらも太鼓橋
・ 観音堂へとつながる階段の隣に稲荷社
・ 鳥居は石造の明神鳥居

【広船神社/階段手前の狛犬】
髪・眉 : 目の上にカールした眉。髪は後ろに流れるように伸びており、その先はカールしている
口・歯 : 牙があり、普通の歯もあるが…
髯   : 口周りにもしゃもしゃとカールした髯がある
耳   : 下の方へと下がる伏せ耳
目・鼻 : 丸い目と瞳。鼻は大きな獅子鼻
毛・尾 : 全身に張り付くように後方へと流れている。尻尾は突き上げたお尻の上に乗っかっている見た目
手足  : 爪が這えたがっしりとした手足
姿勢  : お尻を上げた飛びかかる寸前の様な姿勢
・ 黒石神社や猿か神社のような動きのある体制をしている
・ 見た感じ両方ともに吽形型のように見える
・ 向かって右側の瞳は色もついていて目力がさらに増している
・ 特徴的に出雲型の狛犬か?
・ 日本海側だし、北方船の影響もろに受けている弘前藩だし…

【広船神社/社殿前の狛犬】
髪・眉 : 前髪はカールしている。後ろへと直毛がのび、先っぽがカールしている
口・歯 : 牙はあるが、普通の歯は見られず。口腔内は見えているが
髯   : 顎髭がパヤパヤっと生えている。髪とは違い控えめ
耳   : 伏せ耳
目・鼻 : 鼻は大きい獅子鼻だが、眼は楕円形で小さい
毛・尾 : 全身に張り付いた毛並みと、お尻に乗っかる尻尾は同じ
手足  : 先の狛犬に比べると短足…
姿勢  : 先の狛犬同様に飛びかかろうとする姿勢
・ 姿勢は先の狛犬と似ているが、髪の特徴は多賀神社の狛犬に似ている
・ 髪の特徴からこちらは越前禿の色合いが強く感じる
・ 先の狛犬は柴犬のような雰囲気なら、こちらは見た目からダックスフンドに…

【広船神社/御社殿】
階層   : 平屋建て
材質   : 木造
建築様式 : 流造
屋根の特徴: 妻入り
屋根の材質: 銅板葺
宮彫り  : 龍神
木鼻   : 獅子
・ 屋根に千鳥破風
・ 木鼻の獅子は見た目がライオンの様に、顔の周りに鬣のようなものが付く
・ 社殿の脇には吊るし燈籠もついている
・ 屋根がうっすらと白ずんでいるのもアクセントになっていて綺麗に見える
・ 宮彫りや木鼻だけでなく、貫にも彫刻が施されている
・ 豪華さや華やかさは無いが、落ち着いた雰囲気
・ 雪害などによる被害も見られず、整備等も行われているように見える

【観音堂/狛犬】
髪・眉 : 前髪カールしているが、全体的に見持戒
口・歯 : 上下に牙が4本ある。四角い歯が並んでいる
髯   : 顎にパヤパヤしたものが見える
耳   : 小さい耳が垂れている
目・鼻 : 目は小さい。鼻は平たくなく、つんと立っている。獅子鼻とはまた違う見た目
毛・尾 : 毛は全身に張り付いている。尾は立ち尾。日本に枝分かれしているように見える
手足  : 少し丸みを帯びている。手足の爪は短め
姿勢  : チョコンとお座り
・ こちらはしっかりとお座りした狛犬

【観音堂/御社殿】
階層   : 平屋建て
材質   : 木造
建築様式 : 切妻造
屋根の特徴: 平入 
屋根の材質: 鉄板葺(?)
・ 参拝時に雪に当たらずに済む形状の屋根
・ 施錠されており中には入れなかったため、この屋根はありがたかった
・ 神社に比べると規模は小さ目
・ 秘仏である千手観音菩薩は、33年ごとに御開帳されているとのこと
・ 次はいつになるのか?

御朱印について

・ あり
・ 境内にある白い建物内で押印

まとめ・感想

以前からこちら方面(青森市から南西方面)の霊場に行こうと思っていたがなかなか足を運べずにいた。ただ今年は雪が少なく、車の運転も楽だったこともありこの時期(冬)でも津軽方面は行きやすい。そして参拝日も雪が降る気配は感じられず。
霊場に向かう道中チラホラと雪がぱらつき、到着すると猛吹雪に。冬だからしょうがないが、なにも参拝中に吹雪かなくても…。

境内は広く、鳥居から向かって右に広船神社があり、その隣(左側)に広船観音堂が鎮座されている。同境内に神社と観音堂があるところは、以前に参拝した蓮川観音堂や沖舘観音堂と同じだが、こちらの方が広く感じられる。住宅街でも開けた場所に建っているからだろうか?境内に色々な建造物があっても、広く空間をとっているからだろうか?

観音堂内や御拝殿内は施錠されていたが、周囲は無人だがしっかりと整備されていたため、雰囲気的に内部も整理されていると思われる。何よりも朱印所内の朱肉が乾燥していなかった。管理してくださる方がしっかりとしているのだろう、多分、きっと、めいびー。

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